題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

2017-01-01から1年間の記事一覧

薬をもらった

病院に行った。いろいろ話す内容は考えていったが、結局うまく話すことはできなかった。先生は頭でっかちになっているようだと言う。もっと周りの人に甘えたっていいと言う。それができなかったから、ここに来たのになぁと少し思った。それができるようにな…

病院にでも行こうかと思う

病院にでも行こうと思う。 数日前から、いやそれよりももっと前からどうも調子が悪い。 もともと寝つきが悪かったのがどんどん悪くなっている。寝つきが悪いというよりは、寝付くまで黙って目を閉じて待っていられない。待っていられなくて目を開けて何かを…

それでも生活は続く

サークルの同期が死んだ。突然の連絡だった。いや、どこかでそんな予感はしていた。きっと長くないのだろうと。 大きな病にかかって、でもまだ死なない大丈夫、一年で戻ってくると言っていたのはほんの一年と半年前。 どんな顔をしたらいいのか、どんな話を…

夜の山

冬の夜寒い山の上に行ったことがあるだろうか。 体の芯から冷えるように寒く、音はなく怖いくらいにしんとしている。月がない日は光はない。自分の手足くらいしか見えない。 真っ暗な闇の中に自分ひとりだけ取り残されたような気持ちになる。視野が酷く狭く…

未来

私はいつか必ず文章を売って生きていけるようになるのだと思う。根拠はないがそれだけは、一欠片の疑いも不安もなく、もうそうなると決まっていることだろうと漠然と思う。 浪人生時代、毎日どれだけ勉強しても、模試でいい成績をとっても、これっぽっちも希…

ちょっと深呼吸

うん、あせってもしょうがない。 ちょっと深呼吸 この曲を聞いて、ちょっとほろりとしながら勉強していたあの日々を少し思い出した。 フック ブック ロー

夕日と星を見に行った話

先日よく晴れた日に、天文部のOBと後輩と私とで海に夕日と星を見に行った。 夏は賑わっているんだろうなという、今はシャッター街になっている海岸沿いの道を歩いて後輩が行きたい言っていたスポットへ。 つぶて浦と言うらしい。 夜、私は写真を撮る機材を持…

すごいなと思う

世の中の人たちは、みんなちゃんと会社に行って、働いていてすごいな。 世の中の大学生や専門学生や高校生は就職活動をしてちゃんと職を手に入れていてすごいな。 職場に合う合わないはあるだろうし、すぐ辞めてしまったとしても、ちゃんと自分の足で歩いて…

窓口

郵便局でも、銀行でも、大学の学生支援課でも、キャリアセンターでも、図書館でも窓口やカウンターに行くのがなぜだかとてつもなく嫌い。 行くまでかなり躊躇うし、できる限り行きたくない。 明確な用事がなければ行ってはいけない場所な気がしてしまうのか…

網膜剥離 術後

時間が空いたが、網膜剥離になった話の続き。 網膜剥離になった話 その3 - 題名のない文章たち きちとんと書こうとするとついつい長くなってしまうので、箇条書き気味に書いていこうと思う。 術後、眼帯を貼られて車椅子に座ると体が鉛みたいに重いだるい。…

星野源『子供』

最近やたらと流行っている星野源。今20代を少し過ぎた私が10代半ばから曲を聞いていて知っているので今の人気具合が少し不思議。 例えて言うならば、中学生の頃は一緒に教室の隅でこそこそ内緒話をしたり周りが分からないようなマニアックな話をしてクスクス…

さみしさ

一人暮らしをするようになって、三ヶ月か半年に一回七時間程度しか会えなかったのが、二週間に一度ほど会えるようになった。 いろんな場所に出かけられるようになった。一緒に買い物に行き、一緒に料理をして、一緒に寝る。そんな当たり前の日常を過ごせるよ…

小学生の頃、近くの老人ホームに行って、お婆さんやお爺さんの似顔絵をその場で書いてプレゼントするというのをやらされたことがある。 お爺さんお婆さんは、椅子や車椅子に座って丸だったか半円だったかの形で真ん中にいる私たちを取り囲んでいた。 私はな…

2017年

去年はいろんなことを見ないことにして、まだ間に合うと勝手に決めつけて、たくさんのことを始められなかったし、終わらせられなかった。 今年も、きっとたくさんのことで苦しみもがくのだろう。 でも、それでも、私は私のやりたいことを、やらなきゃいけな…