題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

それでも生活は続く

サークルの同期が死んだ。突然の連絡だった。いや、どこかでそんな予感はしていた。きっと長くないのだろうと。 大きな病にかかって、でもまだ死なない大丈夫、一年で戻ってくると言っていたのはほんの一年と半年前。 どんな顔をしたらいいのか、どんな話を…

夜の山

冬の夜寒い山の上に行ったことがあるだろうか。 体の芯から冷えるように寒く、音はなく怖いくらいにしんとしている。月がない日は光はない。自分の手足くらいしか見えない。 真っ暗な闇の中に自分ひとりだけ取り残されたような気持ちになる。視野が酷く狭く…

未来

私はいつか必ず文章を売って生きていけるようになるのだと思う。根拠はないがそれだけは、一欠片の疑いも不安もなく、もうそうなると決まっていることだろうと漠然と思う。 浪人生時代、毎日どれだけ勉強しても、模試でいい成績をとっても、これっぽっちも希…

ちょっと深呼吸

うん、あせってもしょうがない。 ちょっと深呼吸 この曲を聞いて、ちょっとほろりとしながら勉強していたあの日々を少し思い出した。 フック ブック ロー

夕日と星を見に行った話

先日よく晴れた日に、天文部のOBと後輩と私とで海に夕日と星を見に行った。 夏は賑わっているんだろうなという、今はシャッター街になっている海岸沿いの道を歩いて後輩が行きたい言っていたスポットへ。 つぶて浦と言うらしい。 夜、私は写真を撮る機材を持…

すごいなと思う

世の中の人たちは、みんなちゃんと会社に行って、働いていてすごいな。 世の中の大学生や専門学生や高校生は就職活動をしてちゃんと職を手に入れていてすごいな。 職場に合う合わないはあるだろうし、すぐ辞めてしまったとしても、ちゃんと自分の足で歩いて…

窓口

郵便局でも、銀行でも、大学の学生支援課でも、キャリアセンターでも、図書館でも窓口やカウンターに行くのがなぜだかとてつもなく嫌い。 行くまでかなり躊躇うし、できる限り行きたくない。 明確な用事がなければ行ってはいけない場所な気がしてしまうのか…

網膜剥離 術後

時間が空いたが、網膜剥離になった話の続き。 網膜剥離になった話 その3 - 題名のない文章たち きちとんと書こうとするとついつい長くなってしまうので、箇条書き気味に書いていこうと思う。 術後、眼帯を貼られて車椅子に座ると体が鉛みたいに重いだるい。…

星野源『子供』

最近やたらと流行っている星野源。今20代を少し過ぎた私が10代半ばから曲を聞いていて知っているので今の人気具合が少し不思議。 例えて言うならば、中学生の頃は一緒に教室の隅でこそこそ内緒話をしたり周りが分からないようなマニアックな話をしてクスクス…

さみしさ

一人暮らしをするようになって、三ヶ月か半年に一回七時間程度しか会えなかったのが、二週間に一度ほど会えるようになった。 いろんな場所に出かけられるようになった。一緒に買い物に行き、一緒に料理をして、一緒に寝る。そんな当たり前の日常を過ごせるよ…

小学生の頃、近くの老人ホームに行って、お婆さんやお爺さんの似顔絵をその場で書いてプレゼントするというのをやらされたことがある。 お爺さんお婆さんは、椅子や車椅子に座って丸だったか半円だったかの形で真ん中にいる私たちを取り囲んでいた。 私はな…

2017年

去年はいろんなことを見ないことにして、まだ間に合うと勝手に決めつけて、たくさんのことを始められなかったし、終わらせられなかった。 今年も、きっとたくさんのことで苦しみもがくのだろう。 でも、それでも、私は私のやりたいことを、やらなきゃいけな…

小さな机

あの人は今日も小さな机の、小さなスペースで紙を広げて本を広げて自分の心を抉りながら、見たくなかったものをほじくり返しながら、物語を紡いでいるのだろう。 そして私も、小さな机の小さなスペースで、自分の中に仕舞っておくことの出来ないなにかを外に…

網膜剥離になった話 その3

診察の際に手術は痛いと言われていたので、嫌だなぁ嫌だなぁと思いつつ手術当日、入院準備をして病院へ 朝母親と一緒に入院手続きと、手術前の診察を済ませると病棟へ。大部屋が空いてなかったため、個室に通される とても広い、トイレ、洗面台、ソファー付…

網膜剥離になった話 その2

月曜日さっそく紹介された大病院へ。予約できなかったため、朝一の受付開始時間ちょうどに着くように行くが既にたくさんの人。初診受付で待たされ、眼科の受付で待たされ、視力眼圧検査で待たされ、散瞳薬が効くまでまたされ・・・ととにかく待たされまくり。こ…

網膜剥離になった話 その1

左目が網膜剥離になったときの話を書いておこうと思う。眼鏡を買い換えるために処方箋をもらおう、ついでになんか最近左目が変だから念のため見てもらおうと思って近所の眼科へ行ったのが土曜日。眼鏡の処方箋のほうはちょちょっと視力検査をしてもらって終…

ひとり

ひとりでいたいと思ういつもひとりでいたいと思うでも、ひとりでいたくないとも思う今夜もなかなか眠れない

とあるイベントに参加した話

とあるバンドの曲だけをDJの人たちが流し、お客みんなで聞いて楽しむというイベントに参加してみた。(DJイベントでいいのかな?)もちろん、LIVEではない。バンド本人は来ないし、生演奏でもない。簡単に言えば大音量で大人数でCDを聞いているようなものであ…

部屋と本

今週のお題「わたしの部屋」 私の部屋には本がたくさんある。と言っても、ちょっと本が好きな人程度の量しかないので本好きの人達には劣るくらいと形容しておこうと思う。 そして、私は生粋のめんどくさがりやである。それら二つの要素が重なるとどうなるか…

めんどくさがりというのは病だと思う。 皿を洗う、洗濯物を取り込み畳む、畳んだものを片付ける、部屋を片付ける、お風呂に入る、着替える…といったちょっとしたこともなにもしたくなくなってしまう。 食事を作ることさえもめんどくさいのでしたくない。買い…

3歳児の写真を見て思ったこと

どうやら世間では、虐待のすえ3歳児が殺されるという痛ましい事件が起こったらしい。子供は親の人形ではないし、自分と同じように目で物を見て頭で物を考えているのだということが分かっていれば、そのようなことができるとは私には思えないのだが、それは…

新年の抱負

どこかで書いておいた方が戒めになるので記して置くことにします。必ず自分の満足のいく1作を書き上げること。短くてもいい、下手くそでもいい。とにかく何が何でも書き上げること。それ以上は何ものぞみません。気の向くまま楽に過ごしたいものです。

見つめられる

その人は私の目をじっと見つめた。私はその視線が痛くて、自分を守っている何かを貫こうとするその視線を避けたくて、目を逸らそうとした。出来なかった。ちゃんとこちらを見なさい。ただ一言言われただけなのに、私の体は固まり目と目で見つめ合うことにな…

寂しい目

動物は好きだ。猫が好きだ。犬も好きだ。幼い頃は艶やかな栗色の毛をしたダックスフントが家にいた。頭は白髪になった、おばあちゃんだった。私のひいおばあちゃんの後ろをいつもちょこちょこと歩いていた。目はいつも寂しそうだった。一昨年、弟がどうして…

散らばる者達

本棚に入れられずに散らばってる本たちをふと数えてみた。ベッドの上 3冊CDコンポの上 3冊カラーボックスに並べられたCDの上 漫画を含めると4冊テーブルの横 漫画16冊と本4冊机の上 8冊か7冊積み上げられている彼らはいつ、どこから来てどうしてその場所に収…

ポジティブシンキング

私はにはまだまだ知らないことが多い。英語を専門とした学生であるにも関わらず、ちょっとした英単語の意味が分からなかったりする。大学受験で出てくるような構文もよく見落として、勝手に自分の都合よく文章を解釈していることもある。もともと人と喋るこ…

今も眠ったままの貴方へ

一つ言っておきたいことがある。私は私の青春の青い時期のほとんどを貴方に捧げたのだから、そろそろ目覚めて私に別れの言葉を言わせてほしい。 高校二年で心身共になにかきっかけがあったにせよ憔悴しきっていたところを助けてくれて、好意を向けてくれたこ…

無力

彼は頭が痛いと私のベッドでずっと眠っていた。ときどき頭の痛みに顔を歪めて寝返りをうつ。私はその隣で何もできずに本を読んでいた。何もしてあげられないのならば、せめて自分のためになることをしようと、読んでいたのだった。ときどき寂しくなって、彼…

陳腐

たまに、自分の書いたものを読み返す。読み返すのは好きだ。書いている時は、何かに急き立てられているようにがむしゃらで上手いか下手かなんて気にならない。しかし読み返すと、なんだこんなくだらないことをだらだら書いていたのか。と少し面白くなってく…

2人の朝食

今週のお題「一番古い記憶」その時のことを思い出すといつも必ず私は私を俯瞰して見ている場面ばかり浮かぶので、私自身にも夢なのか加工されてしまった記憶なのかはっきり分からない。でも、確かに母と私と2人でテーブルの前に座っている。私は朝ごはんの食…

幸せ

一緒に不幸になってもいいと思える人が、隣で眠っていて、私は寝息を聞きながら本を読んでいる。少し前にご飯が炊けた。お味噌汁もできている。ああ、なんて幸せなんだろう。こんな幸せな時間が永遠に続けばいいのに。続けばいいのに。

かっぱへの手紙

この時期本屋へ行くと必ず読書感想文コンクールのための課題図書が並んでいるのを目にする。それを見るといつも小学生の頃のことを少し思い出す。 小学校に入学し、しばらくたって図書館の貸し出しカードをもらい本の借り方を教えてもらってから夏休みまでの…

夜に

夜に寝つけないときがよくある。 悲しいことがあったとき、苦しいことがあったとき。ただ、ただ生きているのがしんどいとき。そして、特に何も理由がないとき。 寝付けない時はどうやっても眠れない。 そして、よく考える。 どうして私は今ここで生きている…

物書き

文章を書いて生きていきたいと言うと必ず止められる。そんな者になれるのはほんの一握りの人間だけだと。儲からないからやめておきなさいと。実際に文章を書いて生きている人にさえそう言われる。私は聞きたい。では、なぜあなたは儲からないのに生きていく…

お金

本を買うためだったら、お金は湯水のように使おうと本屋で今大変話題になってる本を立ち読みしながらふと思う。私の持つお金は本を買うためにあるのだと。

いい人

改札の前で車椅子に乗った女性がずっと待たされていた。落し物を受け取りに来たであろうまた別の女性は持ち主であることを証明するための書類をずっと荷物の中からだらだらともたもたと探している。駅員はジレったそうにその落とし主を眺めていた。車椅子に…

成長

家に常備してあったインスタントのカフェラテを久しぶりに飲んだ。甘すぎて飲めたものじゃなかった。コンビニの100円のコーヒーにミルクとガムシロップを一つづつ。今の私にはこれでちょうどいい。一口目は甘く。でも甘すぎず。それがちょうどいい。ココアも…

遺伝

朝起きて鏡を見て、気がついた。いつの間にか輪郭が母親そっくりになっている。私は母と父の顔のパーツをばらばらにして組み合わせたような顔をしている。妹は美人な母にそっくりで、弟は輪郭は父似ではあるがこちらもやはり母に似ている。似ていない3姉弟だ…

不調と回復

私はおそらくとてもめんどくさい感覚を持って生きている。なんで私はここにいて、息をしているのか。なぜ皆そのことを疑問に思わないのか。私とはなんなのか。そもそも「私」という言葉すら私には馴染まない。周りの人間の持つ空気と私の周りにある空気がどう…

願望

きれいな文章が書きたい。きれいな言葉で語りたい。流れるように、届いた人の心にそっと入り込むような、そんな文章が書きたい。あれは高校生のときだったか。意識せずに送ったメールの文章が、川上弘美のようだと言われたことがある。とても素敵な文だった…

安心

私はどうしても相手を困らせていると感じると謝ってしまう癖がある。 それこそ何度も何度も。 謝らなくていい。もう許している。そもそも謝らなければいけないことを君はしていない。 何度そう言われてもなぜだか安心出来ないのだ。 私はどうしても相手に呆…

開け忘れた鍵

今週のお題「ゾクッとする話」 中学生のとき、中学生には当たり前のことかもしれないが学校には出る。という噂がたたあった。特に音楽室。 私は吹奏楽部だったし、吹奏楽部は学校内で一番練習の多い部活だったから毎朝誰もいない頃に音楽室に入り、放課後は…

奏でる

吹奏楽が好きだ。中学生になったとき、迷わず吹奏楽部に入った。そこで合奏とはどんなに素晴らしいものなのかを、耳で、体で、肌で知った。音楽を奏でるとはなんなのか。それは私には分からない。でも、一つ言えることは、吹奏楽においては、一人では絶対に…

感情

学校帰り、生まれて初めて自転車同士でぶつかってしまった。私を追い越そうとする自転車に気がつかず私が右折したことで前輪同士がぶつかったのだ。後ろから聞こえる危ないという声が私に向けて発せられていたものだということに、ぶつかってから気がついた…

ご挨拶

はじめまして。natsumikan5と申します。夏蜜柑と名乗ろうと思います。ここでは私が日々感じた何かを思いついた時に思いついたまま流れるように書き記すところとしたいと思います。もし余裕もあれば本をたくさん読むのでその感想やらも記録できたらいいなと思…