題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

小さな机

あの人は今日も小さな机の、小さなスペースで紙を広げて本を広げて自分の心を抉りながら、見たくなかったものをほじくり返しながら、物語を紡いでいるのだろう。

 

そして私も、小さな机の小さなスペースで、自分の中に仕舞っておくことの出来ないなにかを外に出したくて、心を削りながら、物語を紡ごうとしている。