題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

安心

私はどうしても相手を困らせていると感じると謝ってしまう癖がある。

 
それこそ何度も何度も。
 
謝らなくていい。もう許している。そもそも謝らなければいけないことを君はしていない。
何度そう言われてもなぜだか安心出来ないのだ。
 
私はどうしても相手に呆れられていると自分が感じたら謝らずにはいられない。
 
呆れてなどいないと何度言われても、なぜだか安心出来ないのだ。
 
私はどうしたら安心出来るのだろう。
私はなぜそんなに人を困らせることを、人に呆れられてしまうことを怖がっているのだろう。
 
困らせてしまったところで呆れられてしまったところで自分を失うわけでもないのに。相手が私のもとを去ってしまうわけでもないのに。

 

それでも私は言わずにはいられない。許してもらえたと感じるその時まで。安心出来るその時まで。