題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

病院にでも行こうかと思う

病院にでも行こうと思う。

数日前から、いやそれよりももっと前からどうも調子が悪い。

もともと寝つきが悪かったのがどんどん悪くなっている。寝つきが悪いというよりは、寝付くまで黙って目を閉じて待っていられない。待っていられなくて目を開けて何かをしてしまう。夜が明けてきてようやく眠気に耐えられなくて眠りにつく。そんな毎日だ。

何かにとりかかることに努力がいる。もともとめんどくさがりやで家事なんかは極力やらなくてよければやらずに後回しにしていた。それが、やらなくてはいけないような状態になっても何もできない。一日ベッドに寝転がって何もせずにただ大きなモニターと小さなモニターを眺めて過ごしてしまう。

卒業論文が全く進んでなくて、でも勉強に取り掛かることもできなくて、焦りと罪悪感と不安だけが募っていく。

苦手だった電話がもっと苦手になった。かかってくると分かっていても緊張と、何か怒られたりするのではないかという不安と恐怖感に包まれてしまう。

せめて、夜にすっと眠ることができて朝ちゃんと起きられるようになれば少しは調子が悪くなくなるのではないかと思う。だから、簡単に眠ることができるようになる薬か何かが欲しい。

一度病院にでも行こうと思う。だから、電話をかけた。予約がいっぱいらしい。結構世の中の多くの人が私と同じように眠れていないのかもしれないと思った。