題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

網膜剥離 術後

時間が空いたが、網膜剥離になった話の続き。

網膜剥離になった話 その3 - 題名のない文章たち

きちとんと書こうとするとついつい長くなってしまうので、箇条書き気味に書いていこうと思う。

 

術後、眼帯を貼られて車椅子に座ると体が鉛みたいに重いだるい。私は横になっているだけだったのにこんなに体力を消耗していたのかと驚く。左目の目頭の手術でこれなんだから、全身麻酔で何時間もかかる大手術を受けるとどんなに体力を消耗するのかと恐ろしくなる。

車椅子にぐったり座ったまま運ばれていくのはまあまあ快適だった。

病室に戻ると母とおばが待っていた。割と和やかだったような覚えがある。手術時間は予定より1時間伸びて2時間ほどかかったようだった。ベッドに寝かされ、血圧と熱を計る。微熱があった。その時母が撮った写真を今見返すと顔がかなり浮腫んでいた。

外はすっかり夕暮れ時で、母が手術の終わった旨を実家で待つ祖父母や父に連絡している間に夕食が届く。

お腹は空いていたので全部食べられた。麻酔が完全に抜けてしまう前に痛み止めをもらう。夕食が片付くと母とおばは帰り一人に。とにかく疲れているので寝る。

一度目覚めて右目だけで、スマホを見て大学関係者に手術が終わったことをメールする。目はズキズキ痛いが、右目はなんともないのでテレビも少し見ていた。再びうとうとしていると、就寝前に看護師さんが様子を見に来る。電気を消してもらって就寝。

夜中は、熱と痛みで寝ては起きてを繰り返していたような覚えがある。

朝、問診と点眼のために起こされる。眼帯を取ってもらって熱々のタオルをもらう。洗顔が禁止されているため、顔を拭く用のものである。顔を拭くと気持ちいい。散瞳薬を点眼されて、朝の診察に呼ばれるのを待つ間だけ眼帯が外される。そこで左目を見る。真っ赤だった。タオルを当てていると温かさで痛みがましになるので顔に当てて待つ。

朝の診察に呼ばれる。これは入院中毎日ある。7時くらいだったか。先生はいつ家に帰っているのだろうと不思議に思う。眼底検査をしてもらって問題なしと言われ、眼帯をしてもらって病室に戻って朝ごはん。

 

術後〜次の日はこんな様子。

その日の午後に大部屋のベッドが空いたために大部屋に移った以外は特別な出来事はなかった。

入院中の1日は、朝の診察と毎食後の点眼以外は基本的に自由。首から下のみ入浴可だったので午後の暇な時間にシャワーを浴びたり、見舞いに来てくれた人と院内のカフェで話し込んだりしていた。

目の痛みは痛み止めを飲むほどではない程度に2日目辺りで落ち着いた。眼帯をしているとは言え、右目と一緒に左目も動くのでそのときは痛かった。充血はかなり長い間続いた。

結局術後の回復が早く、入院期間は3日で済んだ。眼帯も退院と共にしなくてもよくなる。その後4日間自宅療養。術後1週間後の診察で学校に行ってもいいと言われたため大学復帰。

 

その後は現在に至るまで定期的に検査を受けに行っている。発見が早かったため、後遺症はほとんどない。目が疲れやすくなったような気はするが、視力に影響はない。(もともとド近眼ではあるが)

 もうあの痛い手術は受けたくないので、左目の再剥離がないことと右目は今後も問題なくあって欲しいと思う。

 

最後に、飛蚊症が酷くなったり、光視症の症状が現れたような気がしたら迷わず眼科へ行くことをおすすめします。