題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

夜に

夜に寝つけないときがよくある。

悲しいことがあったとき、苦しいことがあったとき。ただ、ただ生きているのがしんどいとき。そして、特に何も理由がないとき。
寝付けない時はどうやっても眠れない。
 
そして、よく考える。
どうして私は今ここで生きているのか。
私のことが好きだと言ってくれるあの人はいつまでもそう言い続けてくれるのか。
物書きにはなれるのだろうか。
なぜ私の周りから人はいなくなってしまうのだろうか。
なんで私はこんなにも生きるのが苦しいのだろうか。
 
 
なぜだかいつも悲しくなってしくしくと、私は泣く。理由が分からなくても、そもそも理由なんてなくても、私は泣く。
涙が止まるといつも思うのだ。なぜだろうと。
 
 
なぜだろう。
なぜだかとても頭は冴えていて、目も覚めている。
なぜだろう。悲しかったのに今は何も思わない。
 
ああ、明日なんて来なければいいのに。
このままずっとずっとずっと夜であればいいのに。眠らなければ、ずっと夜は続く。明日は来ない。そんな気がする。
 
 
そんな気がした、私にも明日は来て、今日になってまた1日が始まる。この世界で生きている全ての者と同じように生活が始まる。