題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

感情

学校帰り、生まれて初めて自転車同士でぶつかってしまった。私を追い越そうとする自転車に気がつかず私が右折したことで前輪同士がぶつかったのだ。後ろから聞こえる危ないという声が私に向けて発せられていたものだということに、ぶつかってから気がついた。
幸い、相手も私も怪我はなく相手の方もこちらの心配をしてくれる優しげな人だったので何度か謝って許していただいた。

普段ならば気がつくはずなのだが、なんで気がつかなかったのだろう。

そう言えば、今日は面倒ごとをお願いしたお礼のメールを打ってるときも全くなんの感情も湧いていないことにも気がついた。頭では、こんなめんどくさいことを頼んで本当に申し訳ないと思っていたし頼まれてくれてありがたいとも思っていた。
しかし、なんにも浮かばないのだ。心にはなんにも浮かばない。

アルバイト中レジを打っていて、お釣りを渡すのに手間取っているときたまに心から待たせて悪いなと思うこともある。今日はそれもあまり思わなかった。

疲れているのだと思う。書かねばいけないレポートがまだまだ進んでいないこと。そもそも何を書けばいいのか分かっていないこと。そして、それを叱られたこと。その他にもやらなければいけないことが山のようにあること。
それらが頭の中でぐちゃぐちゃと混ぜ合わさって私の頭を休ませようとしない。

働き続ける私の頭は、私を寝かせてくれない。

おそらく感情を出す部分まで私の頭は働かなくなっているのだ。その他のぐちゃぐちゃした何かが考える以外の働きを奪ってしまっているのだろう。

それならばとことん働き続ければいいと思う。
オーバーヒートするまでぐちゃぐちゃと働き続ければいいと思う。