題名のない文章たち

日記のような、そうでないような、そんなただの文章のあつまり

それでも生活は続く

サークルの同期が死んだ。突然の連絡だった。いや、どこかでそんな予感はしていた。きっと長くないのだろうと。

大きな病にかかって、でもまだ死なない大丈夫、一年で戻ってくると言っていたのはほんの一年と半年前。

どんな顔をしたらいいのか、どんな話をしたらいいのか分からなくて会いに行けなかったことを、会いに行かなかったことを、今更後悔しても遅い。

元気がないのも知っていた。でも向き合いたくなかった。きっとそのうち戻ってくるだろう。まだそんなに重大な事態にはなってないのだろう。大丈夫だろう。そんなふうにずっと思って、向かい合うのを拒んでいた。そんな私を許して欲しい。

 

今でも、いつか、学校ですれ違って、久しぶりなんて言い合って笑うような気がする。

 

あれは、いつだったか

活動が終わったあと、一緒に家まで歩いた。自転車を置いて、近所のラーメン屋さんで一緒にラーメンを食べた。

楽しかった、と言ってくれた。多分はじめて2人きりで食べた晩ご飯だった。

 

入院が決まってすぐに、サークルは部活になった。流星群を見に行けるほどの規模になった。

いつか、みんなで流星群を見に行きたいと言っていた君のことを私は忘れない。忘れたくない。君のいない生活が続くとしても、忘れない。

 

明日は多分、星が綺麗だろう

夜の山

冬の夜寒い山の上に行ったことがあるだろうか。

体の芯から冷えるように寒く、音はなく怖いくらいにしんとしている。月がない日は光はない。自分の手足くらいしか見えない。

真っ暗な闇の中に自分ひとりだけ取り残されたような気持ちになる。視野が酷く狭くなってしまっているような気がする。

でも

ふと見上げると、何千何万もの星ぼしの光で溢れているのだ。星座表には載っていないような星もぼんやりと見える。

何も無い暗闇の中で星ぼしが光り輝いているのを見ると、なぜだかほっとするのだ。

そういう感覚を経験できただけで、私の中に何かが残った気がする。それだけでいい気がする。

 

何かに悩んで動けなくなって、自分の手足しか見えなくなるくらい視野が狭くなった時も多分同じ。

見上げれば必ず星が輝いている。遠くを見ることが出来れば違う景色が見える。

それを知っているだけで私は多分大丈夫。

未来

私はいつか必ず文章を売って生きていけるようになるのだと思う。根拠はないがそれだけは、一欠片の疑いも不安もなく、もうそうなると決まっていることだろうと漠然と思う。

浪人生時代、毎日どれだけ勉強しても、模試でいい成績をとっても、これっぽっちも希望の大学に受かる自信なんてなかった。

今、大好きな人に大好きだと言われても、本当にそうだろうか。いつまでも好きでいてくれるのだろうかとすぐ不安になる。

それなのに、物書きになる未来は疑いようのない事実であるような気がする。いつか必ずそうなると自信を持って言える。

これから始まる就職活動や卒論の執筆については不安だらけなのに。

ちょっと深呼吸

うん、あせってもしょうがない。

ちょっと深呼吸

この曲を聞いて、ちょっとほろりとしながら勉強していたあの日々を少し思い出した。

 

フック ブック ロー

 

NHKフック ブック ロー ちょっと 深呼吸

 

夕日と星を見に行った話

先日よく晴れた日に、天文部のOBと後輩と私とで海に夕日と星を見に行った。

夏は賑わっているんだろうなという、今はシャッター街になっている海岸沿いの道を歩いて後輩が行きたい言っていたスポットへ。

つぶて浦と言うらしい。

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夜、私は写真を撮る機材を持っていないので、ただ地面に寝転んで星を眺めていた。吸い込まれそうな夜空だった。このまま眠ってしまうのも悪くないなと思っていた。

すごいなと思う

世の中の人たちは、みんなちゃんと会社に行って、働いていてすごいな。

世の中の大学生や専門学生や高校生は就職活動をしてちゃんと職を手に入れていてすごいな。

職場に合う合わないはあるだろうし、すぐ辞めてしまったとしても、ちゃんと自分の足で歩いて話してあなたが欲しいですと一度は言われているなんてすごいな。

私にもできるのだろうか。

本当にやりたいことは会社勤めじゃないけれど、そのやりたいことをやるためにはお金がいるし、今の生活を続けるためにもお金がいる。大学卒業と同時に借金返済も始まる。嫌でも働かなければいけない。

細々と嫌々来月からの準備しながら私にもできるのだろうか、みんなすごいなぁと思う。毎日毎日。

窓口

郵便局でも、銀行でも、大学の学生支援課でも、キャリアセンターでも、図書館でも窓口やカウンターに行くのがなぜだかとてつもなく嫌い。

行くまでかなり躊躇うし、できる限り行きたくない。

明確な用事がなければ行ってはいけない場所な気がしてしまうのか。それとも、ここではそんな依頼は受けられませんとつっぱねられるのが怖いのか。

そもそもマンツーマンで人と話さなければならないというのが私にとってはストレスだ。

そんなことにストレスを感じていないでもっと楽に生きたらいいじゃないと、窓口で用事を済ませた私が私にいつも言う。

うん、そうだね。といつも思う。